ゾートロープ
先日、子供達とゾートロープを作った。
ゾートロープって何?と思われるかもしれないが、簡単に言えば手作りアニメーションの装置だ。今から200年くらい前からあったらしい。
困ったのは材料だ。アニメーションの絵を入れる、円形の入れ物を何で作るか。
初めは、黒いゴミ箱で、と思ったが、固いプラスチックに覗き穴であるスリットを入れるのは子供には難しすぎる、という事で断念。100円ショップでうろうろしながら考えた結果、紙製のケーキ型と黒い画用紙作ってみることに。
子ども達と作る時は、見本作品をぽん、と見せて後は出来るだけヒントを言わないようにした(つもり)。
ケーキ型の直径から円周を出すんだよ~とか、
コマ割りはきっちり正確に同じ幅をとらなくてはいけないよ、とか
上手く作るために言った方がいい事はたくさんあるのだが、別にそれが目的ではない。
本当は言いたい気持ちを出来るだけ抑えて、見守る。
皆、定規を使って何かを作った事がないようで、まず水平に線を引くのも一苦労だった。せっかくできたー、と喜んで試してみたら、スリットとコマが合っていなくて、やり直し、と言うことも。その時は軽く、明るく
『もう一回やったらいいじゃん』
沢山試して、失敗する。そんな経験を子供達と作っていきたい。